れたぷれ!ブログ

おうちで活版印刷【小さめの紙袋にレタープレス】


カードやハガキももちろんレタープレスできますが、工夫をすれば小さめの紙袋にもレタープレスが可能です。

今回はコーヒー豆 角底袋 にレタープレスしております。

個人で楽しむ活版印刷では「ダイカットマシーン」でローラープレスするレタープレスが主流ですが、今回は、同じような構造のマシーン【パスタマシーン】を利用。

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パスタマシーンを使った【ずるい活版印刷キット】

比較的安価で、軽くコンパクトなのに、ポストカードや紙袋まで印刷可能です。

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B6サイズカードケース幅まで通せる

印刷の準備

材料

硬質タイプ樹脂版(自作樹脂版キット)

クリアホルダー

スポンジテープ

★自作樹脂版キットについては記事下部に詳細

クリアホルダー内側に樹脂版を貼り付け、紙袋の位置を合わせるスポンジテープをセットします。

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スポンジテープで位置合わせ可能

この設定により、毎回同じ位置にズレることなく連続的に印刷していくことができます。

クリアホルダー反対側は「樹脂版にインクを付ける為」にくりぬいており、ゴムローラーでインクを付けられる工夫をしております。

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インク汚れがつかないよう紙のガイドを使う

印刷の一連の流れを動画で確認いただけます

www.youtube.com

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自作できる樹脂版について

今回利用している樹脂版は「れたぷれ!」という【硬質タイプ】の樹脂版作成キットを使用しております。樹脂版は一般的には印刷やスタンプに利用される柔らかい樹脂が利用されますが、「れたぷれ!」は紙にプレスをかけて凹みをつけられる硬度のある特殊な樹脂を使っている「レタープレス専用」の樹脂版となります。

 パソコンでロゴ等の画像を作成して、透明なフィルムに黒印刷でネガフィルムを作成し樹脂版に太陽光やUVライトで図柄部分だけに光があたるようにすることで画像部分を硬化させ、黒フィルムで光をあてなかったところを水で溶かしながらブラシでこすり落とすと、図柄部分だけが凸版状にのこって作成できる樹脂版となります。

さらに詳しい作成手順はこちらの記事で見ることができます。

blog.stamp-to-cool.com

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レタープレス用自作用硬質樹脂版「れたぷれ!」